東京大学大学院理学系研究科附属臨海実験所では、教育関係共同利用拠点として生命科学、海洋生物学、生態学、地球惑星科学等、海洋関連分野の教育進展および人材の育成に寄与することを目的とし、全国および海外の大学、およびその所属学生に対して、当所を利用した統合的・学際的な教育カリキュラムを実施・受講する機会を提供しています。
今回、当所を利用して2023年度 (2023年4月~2024年3月)に行う実習等の教育関係共同利用の公募を行います。
公募要領は以下の通りです。
(1)応募区分
区分A:共同利用実習
全国の大学の研究者(研究室・学科・学部)を対象として、当所の施設を利用した各種実習(セミナー・巡検等を含む)の実施を募集します。各大学(学部・学科・研究室)のニーズを踏まえて、当所の設備等の資源を有効に利用して実習を実施するための便宜を図ります。
区分B:教育共同利用研究
理学系研究科附属臨海実験所に滞在して、各自の研究課題(卒業研究や修士論文・博士論文等)を実施する全国の学部学生および大学院生の利用を募集します。滞在する学生の施設利用および指導に関しては、各大学における指導教員と臨海実験所の担当教員が密接に連絡を取り合い、学生の課題の遂行に必要なアドバイスを適宜行うと共に、野外調査や生物の採集・飼育についての支援を行います。
区分C:共同利用実習(中等教育)
上記の区分A,Bをふまえて受入の余裕がある場合、全国の高等学校・中学校の教員を対象として、当所の施設を利用した各種実習(SSH, SPP等)の実施の受入をいたします。
(2)応募資格
共同利用実習:国内外の大学及び国公立研究機関の研究者またはこれに準ずる研究者(非常勤研究員、博士研究員等を含む)
教育共同利用研究:国内外の大学生・大学院生(指導教員の承認が必要です)
共同利用実習(中等教育):高等学校・中学校の教員等
(3)応募方法
ご利用をご希望の方は、「利用の手引き」をよくお読みの上、下記の書類をe-mailもしくは書面にて御提出下さい。
(1) 教育関係共同利用申請書(様式3、 電子ファイル)
(2) (区分A, C)実習利用団体 実習予定表(書式自由)
(区分B)指導教員による推薦書(書式自由)
※様式は当実験所webサイトよりダウンロード下さい。
https://www.mmbs.s.u-tokyo.ac.jp/wp/documents
(4)応募期間
区分A 共同利用実習 : 2022年11月21日~2022年12月14日
区分B 教育共同利用研究 : 2022年11月21日~2022年12月14日
区分C 共同利用実習(中等教育) : 2023年1月4日~2023年1月18日
(5)応募書類提出先 および問い合わせ先
東京大学大学院理学系研究科附属臨海実験所 事務室
〒238-0225 神奈川県三浦市三崎町小網代1024
tel: 046-881-4105
e-mail: office@mmbs.s.u-tokyo.ac.jp
(件名を「23実習教育公募利用申請」として下さい)
(6)利用採否
利用採否・利用期間等は、当臨海実験所運営委員会で審査し、区分A・区分Bは1月初旬までに、区分Cは1月下旬までに、所長名で通知いたします。
(7)報告書等の提出
共同利用実習、共同利用研究教育に採択された方は、その年度の末日までに所定の報告書を当所宛に提出して下さい。報告された内容は、当所の年報に掲載する予定です。
(8)注意事項
「臨海実験所共同利用にあたっての注意点並びにコロナ感染症対応策」を必ずご確認下さい。
実習利用希望については例年6~9月の大潮に集中いたします。日程調整の都合上、利用期間については必ず第三希望まで記載をお願いいたします。
土・日・祝日及び、2023年8月11日~17日は夏期休業、2023年12月28日~2024年1月4日は冬期休業の予定となっており、実習の受入れは出来ません。
本公募が終了した後、受け入れに余裕がある期間についての教育関係共同利用は随時応募を受け付けいたします。提出書類・手続き等は同じです。
研究利用、セミナー、会議など、研究目的で当所を利用する共同利用研究は、原則利用希望月の3か月前より随時受付いたします。詳しくは利用の手引きをご覧ください。
現在、実験所における食事の提供はありません。食事は弁当や近隣のホテル等を紹介し、各自手配をお願いしております。予め御了解願います。
教育棟は海から離れているため、採集した動物の運搬には注意が必要です。予め実験所採集室職員との打ち合わせを十分に行っていただきますよう、よろしくお願いいたします。