「三浦真珠プロジェクト」ミキモト・神奈川県との共同養殖真珠の浜揚げを実施

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取り出された2年貝の真珠(理学部広報室)

2020年1月16日、臨海実験所スタッフと前所長の赤坂甲治名誉教授、真珠メーカーのミキモトの職員が見守る中、2年貝から浜揚げされました。

理学系研究科附属施設の三崎臨海実験所は、神奈川県三浦市にあり、油壺で養殖されたアコヤガイからは合計155個もの美しい真珠を収穫することができました。

臨海実験所での技術管理や、高等学校など地元生徒への海洋教育と養殖技術の継承によって、安定した真珠の収穫から神奈川県の活性化を目標とした「三崎真珠プロジェクト」。ミキモトと神奈川県との協力を得て、今後もより一層の発展を目指した取り組みが進められます。

「このプロジェクトは、赤坂元臨海実験所長の在任中より開始しされました。ミキモトの協力によって臨海実験所でも昨年から少しずつ真珠が育ち始め、今年は155個もの立派な真珠が採れました。今後は、ミキモトに加え、地元神奈川県の高校や地域産業の方々との連携をさらに強め、臨海実験所がサポートしながら、地域連携・産学連携の事業として発展していくよう努力して参ります。―臨海実験所長 岡良隆教授」