東京大学大学院理学系研究科附属臨海実験所と新江ノ島水族館、ふくしま海洋科学館、山口県水産研究センターのメンバーからなる共同研究グループは、北海道と静岡県の漁業者や、山口県漁業調査船かいせいによる桁網調査(注1)で混獲されたヒトデ類の分類学的な研究を行いました。
その結果、4種のモミジヒトデ科が認められ、新種のParagonaster 属(新称:ミヤビモミジヒトデ属)や、日本で初となるGephyreaster属(新称:ダイオウモミジヒトデ属)を報告しました。化石種を除くモミジヒトデ科の新種が発見されたのは51年ぶりの快挙となります。
本研究成果は、研究が十分に進んでいないモミジヒトデ科の種の正確な把握を行う重要な足掛かりとなるとともに、漁業者や水族館、大学などの研究機関が足並みを揃えて多様性研究に取り組むことの重要性を示しています。
新種のヒトデ「ホウエイミヤビモミジヒトデ」
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詳しくは下記のリンクをご覧ください。
プレスリリース
<理学部ウェブ>
日本語:https://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/press/10455/
英語:https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/en/press/z0508_00366.html
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