日本は4つの海洋プレートの接する場所にある地殻変動の激しい島国であるため、様々な海岸地形が観察できます。また、日本周辺の海には世界でも類を見ないほど多様な生物が生息しています。しかし、複雑な海岸地形や多様な海産生物の生態についての詳細な知識を得ることはなかなか難しく、いざ海岸地形や海産生物を観察しようと思っても、海辺のどのような場所を探せば何が観察できるのか、といったことはよくわからない方も多いのではないでしょうか?
 このように普段なかなか得ることのできない海と海産生物に関する知識をより多くの方に知っていただき、海と触れ合い海を学ぶ機会を作っていただく目的で、東京大学三崎臨海実験所と東京大学海洋教育促進研究センター(日本財団)では、連携各機関と合同で「海の観察ガイド」を作成しています。「海の観察ガイド」は、海辺で観察を行うための様々な知識を地域ごとに解説した、地域密着型のガイドブックです。
 当実験所では、以下の3冊の「海の観察ガイド」について、冊子体を提供しています。教育、研究の目的でご利用になる場合は、送料のみの実費負担で日本全国どこにでも配送いたします。配送をご希望の方は、東京大学三崎臨海実験所(Tel: 046-881-4105, E-mail: office@mmbs.s.u-tokyo.ac.jp)までお問い合わせください。

海の観察ガイド 神奈川県葉山町芝崎海岸編
海の観察ガイド 三崎の砂底の動物[Ⅰ]
海の観察ガイド 三崎の砂底の動物[Ⅱ]