東京大学 大学院理学系研究科 附属臨海実験所(通称:三崎臨海実験所)の概要

東京大学大学院理学系研究科附属臨海実験所(通称:三崎臨海実験所)は神奈川県三浦半島の西南端に位置し、眼前に相模湾の豊かな海が広がっています。世界的にも稀な豊かな生物相を有するこの地を動物学研究の拠点とするため、1886 年(明治19 年)に我が国発の臨海実験所として東京大学三崎臨海実験所は三崎町に設立されました。1897 年(明治30 年)には、より生物相の豊かな油壺に移転し、2016 年で創立130 周年を迎えました。三崎臨海実験所は、わが国における海産動物研究の発展に大いに貢献し、世界でも最も古いウッズホール(米)・ナポリ(伊)・ プリマス(英)の臨海実験所と共に生物学の歴史に大きな足跡を残しています。

1936 年(昭和11 年)に建設された旧本館は、長年研究教育の場として役割を果たしてきましたが、1993 年(平成7 年)に竣工した研究棟に、専任の教員・学生の研究の場は移りました。その後、旧本館は記念館と名称を変え、学生実習、外来研究者の研究、自然観察会など共同利用の場として活発に利用されてきましたが、2019 年(令和元年)に老朽化のため取り壊されました。2020 年には、学生実習室、展示室、水槽室などを備えた教育棟が新たに竣工しました。

国内外の研究者の利用は年間延べ約1 万人、学生実習等も加えると年間延べ約2 万人にもなり、研究と教育の場として現在も生物学の発展に貢献し続けています。

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ナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)スタッフ募集

当実験所では、ナショナルバイオリソースプロジェクト(カタユウレイボヤ)の業務に関わるスタッフ(特任研究員もしくは学術専門職員)を募集いたします。
業務内容は、研究材料としてのカタユウレイボヤの飼育管理(屋内及び屋外)・提供業務、MTA管理、及び系統の作成・維持管理に関わる作業等です。

[募集人員] 1名

[着任時期] 2023年9月01日以降

[応募資格] 海産無脊椎動物の飼育管理に意欲的に取り組み、協調性を持って仕事ができる方。理系大学・短大もしくは専門学校卒で生命科学系の研究に素養のある方。 生物系の修士以上が望ましい。

業務上、小型船舶の運転が必要なため、小型船舶操縦免許が必要です。

[待  遇] 就業時間:裁量労働制(みなし労働1日7時間45分)を基本としますが、希望によって時間契約(短時間契約含む)も相談いたします。
休  日:日曜日、土曜日、祝日、年末年始(12/29~1/3)
給  与:基本給(年俸制)(特任研究員の場合)もしくは時間給(学術専門職員の場合) 大学の規定による(実務経験等により決定)
通勤手当 支給要件を満たしている場合、大学の規定に基づき支給
社会保険等:文部科学省共済組合、雇用保険、労災保険
     (法令の定めるところにより加入)

[募集期間] 2022年08月31日 まで
    ※適任者の採用が決まり次第、募集を締め切ります。

[応募方法(書類送付先も含む)] 履歴書(写真貼付)及び職務経歴書を下記宛てにe-mail、もしくは郵送してください。 
可能であれば、連絡先としてe-mail アドレスを記載してください。
 ※ 応募書類は原則として返却しません。

e-mail: yoshida@mmbs.s.u-tokyo.ac.jp
 ※ メール件名を「NBRPスタッフ応募書類」とすること。

郵送:〒238-0225 神奈川県三浦市三崎町小網代1024
   東京大学 大学院理学系附属臨海実験所 NBRP担当者 宛
 ※ 封筒に朱筆で「NBRPスタッフ応募書類」と明記のこと。
 
[選考内容(選考方法、採否の決定)、結果通知方法] 履歴書による書類選考の後、面接にて選考を行います。(原則的にe-mailにて連絡いたします)。

[連絡先]  准教授・吉田  学  
    電話:046-881-4105(代表)  
    e-mail:yoshida@mmbs.s.u-tokyo.ac.jp

第 303回 三崎談話会

第303回の「三崎談話会」の開催が決まりましたのでご連絡いたします。今回は対面とオンラインのハイブリッドでの開催を予定しております。参加ご希望の方は、下記のGoogleフォームでご回答下さい。zoom URL等の情報が返信されます。皆様のご参加をお待ちしております。

【第303回 三崎談話会】

日時:2023年6月20日(14:00〜

場所:東京大学三崎臨海実験所 教育棟講義室(zoomでもセミナーの模様を配信致します。)

参加申込:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScW5tYO-sLW-6Xe_UyPIOfR3u48rip7mGvUwgepghsOfEMIMA/viewform?usp=sf_link

 

昆虫類における性決定遺伝子の機能進化史から分子外適応のロジックを探る

千頭 康彦 (静岡大学理学部/日本学術振興会特別研究員PD

 生物進化の一側面には、既存の形質の新機能化があります。例えば、鳥類の翼を構成する骨や皮は、他の陸上脊椎動物の前肢のものと相同であり、祖先においては飛翔ではなく、歩行や物を掴むなどの機能を果たしていたと推定できます。このような既存形質の新機能化は「外適応」という用語で呼ばれます。この 20 年ほど、外適応に関する研究は、形態形質とそれに関わる発生遺伝学的メカニズムを中心に行なわれてきました。一方、形態形質以外の形質に関わる分子メカニズムや遺伝子の外適応は必ずしもよく分かっているわけではありません。

 形態形質以外の形質の外適応を考えるうえで好適なモデルに、動物の性決定があります。動物の性は単一起源とされる一方で、性決定の分子メカニズムは近縁動物群間でさえ異なります。すなわち、動物の性決定は分類群特異的な分子メカニズムの宝庫です。形態形質以外の形質における外適応の理解を目指し、発表者は性特異的スプライシングで制御されるという特徴をもつ昆虫類の性決定メカニズムに注目し、その進化史を研究してきました。本発表では、昆虫類の性決定を担う幾つかの遺伝子について、昆虫進化の早くに出現したシミ目に属すマダラシミ Thermobia domestica での機能と他昆虫種との比較から推定される進化史を紹介し、性決定遺伝子の外適応について議論します。

第 302 回 三崎談話会

第302回の「三崎談話会」の開催が決まりましたのでご連絡いたします。今回は対面とオンラインのハイブリッドでの開催を予定しております。参加ご希望の方は、下記のGoogleフォームでご回答下さい。zoom URL等の情報が返信されます。皆様のご参加をお待ちしております。

【第302回 三崎談話会】

日時:2023615日() 13:00〜

場所:東京大学三崎臨海実験所 教育棟講義室

(zoomでもセミナーの模様を配信致します。)

参加申込:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdss6BKzJZ0Yf9P9AqX9UprgYKfem-FljwslrutYGpu414Nbw/viewform

寄り戻しても前の関係には戻られへん:頭足類の系統進化からみる貝殻進化

Davin H. E. SETIAMARGA / デフィン・スティアマルガ

(和歌山工業高等専門学校生物応用科学科

 頭足類(頭足動物綱)は約800種からなる軟体動物門の一つの分類群である。系統的に貝殻亜門に分類されるが、オウムガイ(オウムガイ亜綱)以外の鞘形亜綱に含まれるほぼ全ての現生の記載種には貝殻が退化している。また、腹足類や二枚貝と異なり、頭足類はその長い進化史を通じて、その棲息環境は海に留まっている。本発表ではまず、頭足類の系統樹及び分岐年代推定によってその多様性変化と地質年代に起きた環境変動との関連性について議論する。記載現生種数の約2割で全亜科の全てを網羅する合計164種のミトコンドリアゲノムを用いた系統ゲノム解析と分岐年代推定からは、頭足類蛸形亜綱の現生種は約7100万年前から多様化し、白亜紀後期ごろに種分岐を繰り返したことがわかった。これは、大陸の分裂や火山活動が原因となった地球温暖化などが新しいニッチを作り、放散の原因になったと推測できる。次いで、様々軟体動物の貝殻マトリックスタンパク質(SMPs)及びゲノム情報の比較や胚発生時の発現パターンから、祖先的で生きた化石とされているオウムガイの貝殻は軟体動物のそれと分子レベルにおいても相同的であることが示唆された。一方で、私たちが行ったミトコンドリア系統ゲノム解析や形態形質による分類からも、貝殻が全くないムラサキダコ類と単系統な姉妹関係になっているカイダコ類には、オウムガイや絶滅種であるアンモナイトの貝殻に形が酷似してカルサイトからなる「卵鞘」がある。行動観察によって、外套膜ではなく第一腕によって作られるこの卵鞘は貝殻の相同器官ではないとされてきたが、その物的証拠はなかった。そこで私たちは、卵鞘に含まれているタンパク質(卵鞘マトリックスタンパク質;EcMP)の特定および様々な軟体動物のSMPsとの比較解析を行なった。その結果、比較した全ての種に共通しているものはなかったが、一部の貝殻亜門動物のSMPsとだけ共通しているEcMPsもあったことが明らかになった。このことは、カイダコ類が卵鞘を形成するために、貝殻亜門のSMPs以外のタンパク質をリクルートする一方で、いくつかのSMPs、特に石灰化に関連するとされる遺伝子を再リクルートしていることが示唆された。これは、カイダコ類における卵鞘形成は、複数の貝殻亜門のSMPsを再リクルートすると同時に、本来殻形成に関係のない多くのタンパク質をリクルートすることで獲得されたと考えている。即ち、一度別れた恋人とより戻しても別れる前と全く同じ関係に戻ることができないのと同様に、カイダコ類の卵鞘は形や構造、形成に使われている遺伝子や組成が貝殻のそれらの一部のみ似通っており、完全な相同器官ではないのである。

2023年度公開臨海実習のお知らせ

2023年度公開臨海実習Aコース 参加者募集要項

実習演目 特別臨海実習 (Aコース:海洋動物の多様性と系統学)
担当教員 三浦  徹(東京大学・大学院理学系研究科・教授)
吉田  学(東京大学・大学院理学系研究科・准教授)
黒川 大輔(東京大学・大学院理学系研究科・助教)
小口 晃平(東京大学・大学院理学系研究科・特任助教)
実習内容 「海洋動物の多様性・個体発生と系統発生」
世界的に見て豊富な生物相を有する三崎臨海実験所周辺海域において実習を行う。三崎臨海実験所周辺の磯で可能な限り多くの動物門の動物種を採集する。採集した動物種を実験室に持ち帰り、詳細に 外部形態を観察し、文献等を参考にして種を同定する。さらに観察した動物種について徹底的な解剖を行い内部形態の観察し、動物毎のボディプランや器官の特徴について理解を深める。さらに、ウニやホヤなど様々な海産動物の発生を観察し、動物の多様なボディプランがどのようにして作られるか考察する。これらの実習によって多様な生物、特に後生動物のボディプランをほぼ全て網羅する海産動物に親しみを持つと同時に、それらの分類学・形態学・発生学・系統学・ 生態学の導入部分を学ぶ。実習にあたっては,生物の解説や、基本的な解析は、極力自分で持参したデバイス(ノートPCが望ましい)を通じて行う。
開講期間 2023年8月28日(月)から9月1日(金)(4泊5日)
対象学生 学部1~3年次主体
定員 約10名
単位 1単位
(東大理学部以外の学生に対しては単位認定できませんが、代わりに受講証を発行します)
申込方法

登録及び連絡の際の間違い防止のため、以下の2段階での申込をお願いいたします。

1. まずメールでの予備登録をお願いいたします。
   メールのタイトルを「公開臨海実習参加希望」として、本文中に
          (1)氏名
          (2)所属(大学・学部・学科名)と学年
          (3)連絡可能な電子メールアドレス(出来るだけPCのものでお願いします) 
を記入の上、office@mmbs.s.u-tokyo.ac.jp までお送り下さい。
この際、可能ならば連絡先となっているアドレスから送信していただけますと助かります。

2. 以下の書類を作成の上、東京大学大学院理学系研究科附属臨海実験所・公開臨海実習担当宛まで、郵送またはファックス(046-881-7944)でお送り下さい。
   ・ 公開臨海実習受講願
   ・学生教育研究災害障害保険等の加入を証明するもの (領収書・証書等)
    (大学で傷害保険に強制加入している場合は不要)

連絡先
東京大学大学院理学系研究科附属臨海実験所・実習受付
〒238-0225 神奈川県三浦市三崎町小網代1024
Tel: 046-881-4105, Fax: 046-881-7944
e-mail: office@mmbs.s.u-tokyo.ac.jp
URL: http://www.mmbs.s.u-tokyo.ac.jp/
所要経費 15,000円程度(実習全期間の宿泊費・食費を含む)
申込締切 2023年7月7日(金)
注意事項
  • 参加希望学生は必ず ”学生教育研究災害傷害保険(もしくはこれに相当する保険)” に加入してください。
  • 不明な点、質問等がございましたらメールにて、三崎臨海実験所・事務室(e-mail: office@mmbs.s.u-tokyo.ac.jp)までお問い合せ下さい。

2023年度自然観察会のお知らせ

2023年度自然観察会 募集要項

日時 第1回:2023年6月17日(土)8:00~14:00、第2回:2023年7月17日(月・祝)08:00~14:00
場所 東京大学大学院理学系研究科附属臨海実験所 教育棟実習室と周辺の海岸(磯)
〒238-0225 神奈川県三浦市三崎町小網代1024
内容 磯の動物の採集および観察と解説
(海に親しみ海に生息する生物の理解を深めることを目的とする)
時程 最干潮 第1回:6/17 10:07 (9㎝)第2回:7/17 10:36 (13㎝)
08:00-08:30 集合・受付
08:30-09:00 ガイダンス
09:00-10:45 磯へ移動・観察・採集・実験所へ戻る
10:45-11:30 分類・片付け
11:30―12:15 昼休憩
12:15―13:45 同定・説明・観察
13:45-14:00 質問・終了
講師 三浦  徹(東京大学・大学院理学系研究科・教授)
吉田  学(東京大学・大学院理学系研究科・准教授)
黒川 大輔(東京大学・大学院理学系研究科・助教)
小口 晃平(東京大学・大学院理学系研究科・特任助教)
参加費 1名につき100円
*参加費には傷害保険(レクレーション往復と上障害危険保証特約付き普通傷害保険)を含む
応募対象 小学生以上(但し、小学生は保護者同伴、中・高校生のみの場合は保護者の同意が必要)
募集人数 最大25名(1グループにつき最大4名まで。応募者多数の場合は抽選)
応募フォーム お申込みは、下記のグーグルフォームからご登録をお願いいたします。希望者が定員を超えた場合は抽選にて参加者を決定します。(先着順ではありません)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe0exzsXZLq49xTc2X1mpFPz0zdhY-cZwMCJaAH8J_AOz9qAw/viewform
応募締切 応募締切:2023年5月25日23時59分到着分まで
※参加の可否は締め切り後1週間以内にグーグルフォームへご登録いただいたメールアドレス宛に電子メールにて連絡いたします。
(参加可能となった方には登録フォームを添付いたします)
注意事項 注意事項:
1) 日程は、どちらかひとつにのみ、お申込みください。
2) 安全管理上、未就学のお子様を同伴しての参加はできません。
3)当日の参加人数が不確定な場合、多い方の人数でお申込みください。(申し込み後に登録される人数を増やすことはできません)
4)参加者の安全を確保するため、荒天時(天候・波浪)はプログラムの変更(磯に出ないなど)もしくは中止となる場合があることをあらかじめご了承下さい。

実験所停電のお知らせ

令和5年3月9日(木)9時~12時頃まで、電気設備点検のため、停電が予定されております。
その間、電話・FAX・e-mailも不通となります。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。

プレスリリース:世界初「クモヒトデメタバーコーティング」技術を開発

当実験所の幸塚久典技術専門職員が参加した研究チームの研究成果が、東京大学からプレスリリースされました。

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広島修道大学の岡西政典 助教、東京大学大学院理学系研究科附属臨海実験所、神戸大学、(株)環境総合リサーチ、京都大学からなる研究グループが、海中の無脊椎動物の体表の粘液や排泄物から水中に放出されたDNA(環境DNA)を分析することで、そのDNAの持ち主の種類を判別する技術を開発しました。

海洋は地球の面積の70%を占めており、そこにすむ生物は我々に大きな恩恵をもたらしています。しかし、海洋環境推定のために必要な生物の種類調査には、潜水や網を用いた作業が必要で、大きな労力と時間がかかっていました。また海洋の大部分を占める深海においてはこの作業がさらに困難でした。

今回の研究では、ヒトデの仲間であるクモヒトデをターゲットとして、それらが水中に放出した環境DNAを調べることで、その種類を判別する技術を開発しました。「メタバーコーディング」と呼ばれるこの技術の研究例は、日本の海では魚類や甲殻類でのみ知られており、深海域での研究例もありませんでした。

この技術によって、魚類や甲殻類などの移動力の高い生物だけでなく、移動性が低くその環境から動かない生物も対象にすることで、より詳しく海洋環境を推定できるようになると期待できます。また今後ウニやナマコなどの他の生物の調査に応用されれば、アクセスが難しい深海域での生物のモニタリングを、誰でも、広範囲にわたり、短時間で行うことが可能になります。

図:相模湾で採集されたクモヒトデ。写真撮影:幸塚久典(東京大学)

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詳しくは下記のリンクをご覧ください。

https://www.shudo-u.ac.jp/research/news/20230228okanishi.html

プレスリリース

<理学部ウェブ>

https://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/press/2023/8312/

https://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/

<東京大学ウェブ>

https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/press/

 

学術専門職員募集

三浦半島沿岸域の海洋生物の採集と生物の飼育補助、研究調査船(臨海丸)及び船外機付和船の運航補助を行うスタッフを募集いたします。

 

1 職名及び人数 学術専門職員(特定短時間勤務有期雇用教職員) 1名

2 契約期間 令和5年4月1日~令和6年3月31日

3 更新の有無 更新する場合があり得る。更新する場合は1年ごとに行う。更新は、予算の状況、従事している業務の進捗状況、契約期間満了時の業務量、勤務成績、勤務態度、健康状況等を考慮のうえ判断する。最終雇用期間満了予定日は、令和15年3月31日。

4 試用期間 採用された日から14日間

5 就業場所 大学院理学系研究科附属臨海実験所(神奈川県三浦市三崎町小網代1024)

6 所属 大学院理学系研究科附属臨海実験所

7 業務内容 理学部・理学系研究科技術部に所属し、生命科学系・動物育成部門の業務に従事するが、日常業務は主として、附属臨海実験所において三浦半島沿岸域の海洋生物の採集と生物の飼育補助、研究調査船(臨海丸)及び船外機付和船の運航補助を行う。

8 就業日・就業時間 週5日(月曜日~金曜日)1日7時間(9:00~17:00 ※12:00~13:00休憩)※時間外労働を命じることがある。

9 休日・休暇 土・日、祝日、年末年始(12月29日~1月3日)年次有給休暇、特別休暇 等

10 賃金等 時給2,200円~2,300円程度 ※資格、能力、経験等に応じて決定する。通勤手当(支給要件を満たした場合。月額55,000円まで)、超過勤務手当

11 加入保険 法令の定めるところにより、文部科学省共済組合(短期給付)、厚生年金保険、雇用保険に加入

12 応募資格 上記業務を遂行するための十分な体力を有していること。なお、2級小型船舶操縦士免許並びに潜水士免許を取得していることが望ましい。

13 提出書類 1)東京大学統一履歴書(以下のURLからダウンロードし作成すること)  https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/jobs/r01.html2)職務経歴書(様式自由)

14 提出方法 上記書類を電子メール若しくは郵送してください。可能であれば、連絡先として電子メールアドレスを記載してください。【電子メール】(メール件名を「学術専門職員応募書類」とすること。)送付先電子メールアドレス: 【郵送】(封筒に朱書で「学術専門職員応募書類」と明記のこと) 〒238-0225 神奈川県三浦市三崎町小網代1024  東京大学大学院理学系研究科附属臨海実験所事務室 宛

15 応募締切 令和5年2月10日(金)必着 書類選考の上、合格者に対し面接を実施。なお、面接予定者のみ連絡いたします。また、連絡に電子メールを利用することがありますので、応募書類にメールアドレスを記載してください。

16 問い合わせ先 東京大学大学院理学系研究科附属臨海実験所事務室 担当:上席係長・丸屋 久Tel:046-881-4105e-mail: 

17 募集者名称 国立大学法人東京大学

18 受動喫煙防止措置の状況 敷地内禁煙(屋外に喫煙場所あり)

19 その他

  • 外為法等の定めにより、採用時点で、海外との兼業や、外国政府等からの多額の収入がある場合、研究上の技術の共有が制限され、本学教職員としての職務の達成が困難となる可能性があります。従って、兼業等については、本学における研究上の技術の共有に支障のない範囲に留める必要がありますので、予めご承知おき願います。
  • 取得した個人情報は、本人事選考以外の目的には利用しません。
  • 東京大学は男女共同参画を推進しており、女性の積極的な応募を歓迎します。

2022年度公開臨海実習・特別臨海実習のお知らせ

2022年度東京大学三崎臨海実験所公開臨海実習・特別臨海実習Bコース募集要項

東京大学大学院理学系研究科附属臨海実験所(三崎臨海実験所)では、以下の要領で公開臨海実習を開催いたします。皆様の御参加をお待ちしております。

なお、新型コロナウイルス感染症の蔓延状況や緊急事態宣言等の発令状況によっては、中止を含め予定が変更となる可能性があることを予めご承知おき願います。

開催地

国立大学法人東京大学大学院理学系研究科附属臨海実験所

〒238-0225 神奈川県三浦市三崎町小網代1024

実習題目 2023年2月27日(月)〜 3月3日(金)(4泊5日)
対象学生及び定員

学部2〜4年次主体(大学院生も可) 約10名

※ 参加希望者多数の場合は抽選とさせていただきます。

指導教員

三浦  徹(東京大学・大学院理学系研究科・教授)

吉田  学(東京大学・大学院理学系研究科・准教授)

黒川 大輔(東京大学・大学院理学系研究科・助教)

小口 晃平(東京大学・大学院理学系研究科・特任助教)

協力教員 なし
実習内容

Bコース:海洋動物の受精・発生と再生のメカニズム

本実習期間中においては、下記の内容を同時に実施するので、その中から参加コースを選択する.最終日には成果発表会を行う。

  • 受精における卵と精子の生理化学:受精時に見られる卵内カルシウムの周期的上昇,精子の運動開始・走化性・先体反応などについて、蛍光プローブを用いたカルシウムイメージング、画像解析装置等を用いた精子運動解析法を実習する。
  • 海産動物の発生生物学:ウニ/ホヤなどの発生を観察する。また小型魚類を用いて遺伝子導入の方法などを習得する。
所要経費 15,000円程度(実習全期間の宿泊費・食費を含む)
申込方法

登録及び連絡の際の間違い防止のため、以下の2段階での申込をお願いいたします。

1)まずメールでの予備登録をお願いいたします。

 メールのタイトルを「22冬公開臨海実習参加希望」として、本文中に

  • 氏名 
  • 所属(大学・学部・学科名) 
  • 連絡可能な電子メールアドレス(参加要領等のPDF書類を送付しますので,出来るだけPCのものでお願いします)   

     を記入の上、office@mmbs.s.u-tokyo.ac.jpまでお送り下さい。

 この際、可能ならば連絡先となっているアドレスから送信していただけますと助かります。

2)以下の書類を作成の上、三崎臨海実験所事務室まで、郵送またはファックスでお送り下さい。

・公開臨海実習受講願(別紙様式

・学生教育研究災害傷害保険等の加入を証明するもの(証書のコピー等)

     (大学で傷害保険に強制加入している場合は不要)

申込締切 1月31日(火)
注意事項
  • 参加希望学生は学生教育研究災害傷害保険(もしくはそれに相当する保険)に必ず加入していることが必要です。
  • 詳しい実施内容につきましては参加者が確定後に別途連絡いたします。
  • 新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策のため、実習の実施に際して参加者にはいろいろとお願いや活動の制約がかかること、また蔓延状況によっては直前であっても実習を中止する可能性があることを、予めご承知おき願います。
  • 不明な点、質問等がございましたら、下記までお問い合せ下さい。

東京大学大学院理学系研究科附属臨実海験所 事務室(小森)

〒238-0225 神奈川県三浦市三崎町小網代1024

 電 話: 046(881)4105

 FAX: 046(881)7944

 e-mail: office@mmbs.s.u-tokyo.ac.jp

 URL: http://www.mmbs.s.u-tokyo.ac.jp/

2023年度教育関係共同利用公募のお知らせ

来年度の当実験所を利用した実習の公募を開始いたします。

来年度、当実験所の利用をご希望の学校・団体におかれましては、要領を熟読の上、応募書類を期間内にご提出ください。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、利用人数の制限等、通常時に比べて様々なルールがございます。

ご利用時の感染状況等によって、利用の可否や制限等に変更の可能性があることをご了承いただきますようお願い申し上げます。

公募要領を熟読し、感染予防にもご留意くださいますよう、併せてお願い申し上げます。